オープンソース(OSS)で中小企業のIT化



オ−プンソースと貢献

誰でもできるオープンソースへの貢献

 「貢献」という文字を見ると・・・

 義務が課せられる

 という印象を受けるかもしれません。

 しかし、オ−プンソースへの貢献は、難しい事ではありません。
 そこで誰でもできる貢献について書きたいと思います。

 オ−プンソースへの貢献とは、何らかの形でオ−プンソースに対して
利益になる行動の事を指します。

 そこで誰でもできるオ−プンソースの貢献を紹介します。

利用する事が一番の貢献

 利用者がいる事は、そのソフトに利用価値がある事を意味します。

利用する事が一番の貢献
利用する事が一番の貢献
ソフトを使う事は、開発者や開発コミュニティーにとっては
大変うれしい事です。

一生懸命作った物を使ってくれる喜びだけでなく
「使ってくれる=利用価値がある」を意味しますので
利用する事が一番の貢献になります。

宣伝という貢献:オ−プンソースを人に勧める

 そして利用して便利だなぁと思ったら、人に勧める事があります。
 それも立派な貢献です。

利用する事が立派な貢献
利用する事が立派な貢献
利用者は使ってみて「こりゃ便利」だと思ったら
是非、家族、友人、知人に勧めてください。それが立派な貢献です。

開発者や開発コミュニティーにとって、宣伝してくれるのは
非常にありがたい上、口コミなどの宣伝効果で利用者が増える事は
世間に対して「利用価値が高いソフト」を示す事になるため
開発者や開発コミュニティーの評価が上がる事につながります。

マニュアル作成・翻訳作業

 オ−プンソースのソフトの中には、マニュアルが充実していない場合や
海外の物もあります。

 使って便利、だけどマニュアルがない!

 と思われたら、簡単なマニュアルでもネットに載せてみては
いかがでしょうか?

 利用者増加につながりますし、マニュアル作成まで手が回らない
開発者や開発コミュニティーの負担軽減になります。立派な貢献です。

 海外のオ−プンソースで日本語がない!

 と思われたら、簡単な翻訳マニュアルをネットに掲載しては
いかがでしょうか?

 利用者増加につながりますし、開発者が海外であっても
利用者が増える事に対する喜びは、日本人と変わりません。

 そして、日本から意見や提案が出るようになれば
開発者と利用者の間で良い意味の対話が生まれるでしょう。

開発者と利用者との対話による貢献

 利用する事が一番の貢献。
 宣伝する事が立派な貢献。
 マニュアル作成、翻訳も立派な貢献。

 そして知識や技術のある人は、開発者に対して意見や提案する事で
オ−プンソースを育てていく貢献が可能になります。

利用者の立場で意見・提案する貢献
利用者の立場で意見・提案する貢献
開発者や開発コミュニティーは、自分達のソフトを
より良い物にしていきたいと考えています。

機能面での提案、プログラムの不具合の指摘や修正。

利用者参加型の開発形態です!

利用者側から建設的な意見・提案があれば
開発者にとって、ありがたい声になります。
より良い物を作るための貴重な意見になりますため
例え、意見や提案が採用されなかったりしても
決して無駄な事ではありません。

貢献についてのまとめ

 オ−プンソースへの最大の貢献は「使う」という行為です。
 利用者が増える事は利用価値があるソフトという意味だからです。

 そして友人・知人などに「これ便利やで」と勧めるのも
立派な貢献です。利用者が増えます上、便利さを享受できる人が増えるからです。
 そして、利用者が「物足らない」とか「ここに不具合がある」と思えば
建設的に意見や提案を行なうのは素晴らしい貢献です。

 利用者参加型の開発形態で、どんどんソフトを育てていき
そして開発者や開発コミュニティーだけでなく、利用者にも利益になる
開発モデルが最高の状態です。