オープンソース(OSS)で中小企業のIT化



中小企業にオ−プンソース簡単導入

無理なくオープンソースの導入する方法

 オープンソースの導入について障壁を感じたり
もしくは関係ないように思われがちですが、そんな事はありません。

 誰でも簡単導入でき、しかも、どんな中小企業でも
業務に使えるソフトがありますので、紹介します。

OpenOfficeは簡単導入できるオ−プンソース

 大抵の中小企業にはパソコンがあると思います。
 文章や表計算は何を使っていますでしょうか?

 MS-Office(ワード、エクセル)が多いでのはないかと思います。

 パソコンが1台なら数万円の出費ですが、10台になりますと
数十万円の出費になったりします。

MS-Office(ワード、エクセル)は有償
MS-Officeは有償

 でも、OpenOfficeを使えば、無償でワード、エクセルのファイルの
読み書きが可能になります。

OpenOfficeとは何か?

 OpenOfficeとは、ワード、エクセル、パワーポイントと
互換性のある無償ソフトです。

OpenOfficeの紹介
ワードと互換性のある「Writer」 エクセルと互換性のある「Calc」
ワードと互換性のある「Writer」 エクセルと互換性のある「Calc」
パワーポイントと互換性のある「Impress」 その他の機能
パワーポイントと互換性のある「Impress」 他にも画像描写やデータベース、
数式のソフトがついています。

 使い勝手はワード、エクセルと、ほとんど同じです。
 最初は慣れるまで多少の時間はかかりますが
慣れてしまえば、問題なく使えます。

 そして、誰でも簡単に導入できるソフトです。

無償で入手できるOpenOffice
無償で入手できるOpenOffice
OpenOfficeは無償で入手できます。

以下のサイトからダウンロード可能です。
OpenOffice.org日本語プロジェクト

 しかも無償だからといって「安かろう悪かろう」ではありません。
 現在、企業や自治体での採用が増えています。

 ワード、エクセルと同じ機能のソフトが

 無償で利用できる!!

 素晴らしい事ではないでしょうか!

PDF変換機能がついている

 ワード、エクセルに限らず、一太郎などで書類を作ったが
相手先にソフトがない場合があります。
 その場合、ファイルを、ソフト依存、機種依存しないPDF形式に
変換して、送る必要があります。

PDF変換の必要性
PDF変換の必要性
使っているソフトの違いにより、相手先には読めない場合だけでなく
バージョンの違いによる、文字のズレなどが起こる場合があり
それを解消するために、ファイルをPDF形式に変換する方法があります。

 ワード、エクセルのはPDF変換機能がついていないため
わざわざPDF変換ソフトを購入する必要があります。

 でも、OpenOfficeには無料でPDF変換機能が付いています。

MS-OfficeとOpenOfficeの違い
MS-OfficeとOpenOfficeの違い

 PDF変換も無料で簡単に行なえる!!

 こんな素晴らしい事ができるのです!!

導入後も費用がかかるMS-Office

 ワード、エクセルを購入した場合、出費は購入時だけではありません。
 バージョンアップに費用がかかります。
 特に、MS-Office2007が登場した時、以下の問題が発生しました。

バージョンが違えばワード、エクセルが読めない
Office2007のデータの閲覧ができない
MS-Office2007以降、標準でのファイル形式が大幅変更になり
それより古いバージョンのMS-Office(ワード、エクセル)では
閲覧ができなくなりました。

一応、マイクロソフトから対処法のソフトは出ているももの
マイクロソフトが、古いワード、エクセルが見放すと
利用者は嫌でも新しいMS-Officeを購入が迫られます。

(対処方法のソフトのダウンロード:マイクロソフト)
Word/Excel/PowerPointファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パック

 取引先が新しいソフトを導入し、読めない形式のデータが
送られるようになったら

 嫌でも対応しなければならない!!

 MS-Officeを使う場合、そんな問題が付きまとってきます。

 しかし、OpenOfficeでは、そんな起こりません。

 バージョンアップが無償で可能!

 だからです。

 そして、MS-Officeがバージョンアップしても、それに対応した
新しいバージョンを無償で配布しています。

 維持費に費用がかからなくなります!!

 素晴らしいです!!

法令遵守とリスク回避

 有償のソフトの場合、何個も購入しますと高くなります。

 そのため・・・

 コピーして経費節約

 と悪魔が囁いてしまう事はあるのではないでしょうか?

ソフトのコピーは違法
ソフトのコピーは違法行為
ソフトのコピーは違法行為になります。

単に著作権に触れるだけでなく、ソフト会社としては
ソフトの開発費用を回収しないと存続できないため
ソフト会社育成には、不正コピー防止は欠かせない問題です。

 でも、生き残りをかけている企業にとっては経費節約のため
安易な発想の陥りやすくなります。
 そのため、違法行為であっても・・・

 バレなきゃ大丈夫だろう

 そんな甘い見通しをしていませんか?

 もし、魔が差してソフトのコピーをしてしまうと
恐ろしい事態に遭遇する危険性があります。

 恐ろしい事態を紹介したいと思います。

 インテリ・ヤクザのBSAの存在

BSAという団体
BSAという団体
外資系ソフト会社などは、PL法対象外を良い事に品質向上の義務を怠り
著作権という権利ばかり主張するハゲタカが多いです。

BSAとは、ハゲタカ達が作った「不正コピー防止」の団体です。
実態は「違法」という言葉で恐喝しながら、日本企業や自治体から
賠償金を巻き上げる団体です。


密告推奨で、お金をちらつかせて密告者を募集し
報酬欲しさに外資に魂を売る弁護士を雇って
日本企業を恐喝するヤクザみたいな団体です。

 まさにインテリヤクザのBSA。
 もし、BSAと戦って裁判沙汰になれば大変な事になります。

もし裁判になると・・・
裁判所が証拠物件として業務用パソコンを押収する
裁判になった場合、パソコンは証拠物件として押収されます。
業務に欠かせないパソコンが押収されるため
業務停止による損害が発生します。

 ソフト代の数万円、数十万円の節約のために・・・

 数百万円、数千万円の賠償金

 を果せられる上、業務に欠かせないパソコン押収による・・・

 業務停止による損失計り知れず!

 という事態になりかねません。
 下手をすれば業務存続困難による倒産の危機さえ出てきます。

 でも、オ−プンソースであるOpenOfficeを使うと

 不正コピーの問題の心配はありません!

オ−プンソースのOpenOfficeを使うと
オ−プンソースのOpenOfficeを使うと違法コピー問題がなくなる
オ−プンソースであるOpenOfficeを使いますと
コピーは自由なので、違法コピーの問題は起こりません。

インテリヤクザのBSAが介入する余地はないので
恐喝される心配はありません。

 OpenOffice導入すれば、無料で使えて

 法令遵守、リスク回避ができる!!

 素晴らしい事ではないでしょうか!!

ライセンス管理の手間が省ける

 OpenOfficeの利点は無償ばかりではありません。
 コピー自由、いつでもダウンロード可能なので

 ライセンス管理の手間がなくなる!

 という利点があります。

 もし、MS-Officeを購入した場合、次の問題が起こり得ます。

MS-Officeを購入した場合
MS-Officeを購入した場合、盗難・紛失すると買い替える必要がある
ソフトのインストールは滅多に行なわないため、書庫に置いたり
倉庫の片隅に、段ボールの中に入れたりしていませんでしょうか?

もし、ソフトが盗難・紛失した場合、再度、購入する必要が出てきます。

 そのため商用ソフトの場合、紛失や盗難防止のため
ソフト管理が必要になります。

ソフト管理が必要
ソフト管理をする必要が出てくる
金庫の中に入れる必要はなくても、ソフトウェアの管理は必要になります。
ライセンス番号を紛失しないように、紙に書いて保管したり
CDを紛失しないように、決まった場所に置いたりするなどです。

もし、間違えて大掃除の時に、ゴミと一緒にソフトの箱を捨ててしまったら
ソフトを新規で購入するという無駄が発生します。

 でも、OpenOfficeを使うと、ガラリと変わります!!

オ−プンソースのOpenOfficeを使うと
OpenOfficeを使うとソフト管理が不要になる
コピー自由で、いつでもインターネットからダウンロードできるので
MS-Officeのように「CDの厳重保管」という必要性がなくなります。
その上、誰でもインターネットからダウンロードできるため
ソフトの盗難の心配もありません。

そしてライセンス番号を入力する必要もないため、番号の管理も不要です。

 まさに業務の効率化です!

OpenOffice導入利点のまとめ

 OpenOfficeの導入利点をまとめてみました。

OpenOffice導入利点
(1) 無償で導入可能

ワード、エクセル、パワーポインタのファイルの
作成、閲覧、編集が可能。無償のMS-Officeみたいな感じで使えます。
(2) PDF変換機能

OpenOfficeにはPDF変換機能がついています。
ボタンひとつで変換可能です。
わざわざPDF変換ソフトの購入が必要なくなります。
(3) バージョンアップに費用がかからない。

OpenOfficeはMS-Officeとの互換性を目指しているため
MS-Officeのバージョンアップがあっても対応してくれています。
(4) 法令遵守

出来心で「不正コピー」は、大きな賠償金という結果を
もたらす危険性があります。
しかし、OpenOfficeはオ−プンソースなのでコピー自由です。
そこで「不正コピーを行なうな!」ではなく、
不正コピーの心配のないOpenOfficeがお薦めです。
(5) ライセンス管理の手間が省ける

MS-Officeの場合、ソフトの媒体(CD-ROM)とライセンス番号の管理が
必要になります。
もし、媒体やライセンス番号を紛失した場合、新たに購入になり
無駄な費用の発生が起こります。
でも、OpenOfficeの場合、ソフトが紛失しても自由に
ダウンロード可能ですし、ライセンス番号の管理も不要です。

「管理徹底」ではなく、紛失を前提とした危機管理と
不要な手間を省く業務効率という観点から
OpenOfficeをお薦めします。
(6) MS-OfficeはPL法対象外

工業製品の場合、PL法(製造物責任法)があり、製品の不具合や事故が
発生した場合は、損害賠償を起こす事ができます。
しかし、ソフトウェアはPL法対象外です。

そのため有償のMS-Officeを購入して、ワードやエクセルで
書類を作成した物が、MS-Officeの不具合でファイルが破壊されても
メーカのマイクロソフトは賠償責任を一切負いません。
有償なのに不具合発生時には損害賠償ができない。
なので、保険料という感覚で有償のソフトを購入する意味は
全くありません。ドブにお金を捨てるのと同じです。
なので、OpenOfficeの導入をお薦めします。

 ちなみにOpenOfficeは、以下のサイトから自由にダウンロード可能です。

 OpenOffice.org日本語プロジェクト